宇宙利用を推進する会について

理事長挨拶

宇宙利用を推進する会 理事長の写真宇宙は人類最後のフロンティアと言われております。現在までに打ち上げられた人工衛星は、2009年3月時点で6千個超に及びその活躍ぶりは気象観測、デジタル衛星放送、カーナビ等家庭になじみのある使い方、情報収集衛星、通信衛星、GPS衛星等安全保障分野での利用及び昨年奇跡の帰還を果たしたはやぶさ、深宇宙探査等科学衛星分野で利用されております。

我が国の宇宙開発のスタートは東京大学糸川教授が開発され、昭和30年に打ち上げられたペンシルロケットと言われており、東京大学が科学分野におけるロケットと人工衛星の開発を推進しておりました。それと並行して、昭和44年に実利用を目指した大型ロケット及び人工衛星の本格的開発を行うため、宇宙開発事業団が設立され、以後長年にわたり研究開発を主体とした宇宙政策が行われてきました。

平成20年8月に宇宙基本法が施行され、これまでの研究開発中心であった宇宙開発を見直し、安全保障、産業の振興、国民経済の発展、人類社会の福祉に寄与するなど宇宙における利用を積極的に推進することで、我が国の宇宙政策を国家戦略に活かしていくことになりました。

当会は、宇宙基本法の趣旨に則り、国益に適う政策提言やプロモーション活動を、政府機関である宇宙開発戦略本部や宇宙分野に造詣の深い政治家及び各政党の宇宙関連組織等に行い、我が国の宇宙利用の推進、延いては宇宙産業の発展に寄与することを目的に活動しております。

理事長理事長 増田好平